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翌日の夜。
岩本と渡辺が外出した。
「舘様、2人どこ行ったの?」
宮「大人の場所、かな」
Aがシャワーで不在時、2人は女引っ掛けてくると言って出かけて行った。
女好きの2人の悪い癖だ。
渡辺はAのことを大事にしているくせに、女との関係を持ちたがる。
「舘様は行かなくていいの?」
宮「そしたらAが1人になっちゃうでしょ」
「…うん」
ぽてぽてとやってくるAの体を抱きしめる。
小さいなぁ、と思う。
この体で戦って。
「…翔太が他の女のとこ行くのはさぁ、Aに色気がないからだよね」
ストレートに言われ、宮舘は言葉に詰まる。
その通り、Aの体は魅力的とは言い難いし、中身だって子供そのものだ。
宮「…欲張ってる翔太にはそのうち罰が当たるよ」
「ふふ、そうだね」
宮舘はAの髪を撫でていたが、殺気に気づいた。
宮「…A、気づいてる?」
「うん」
窓から外を見る。
そこには、獣化した獣人の集団。
「バレてるね」
宮「A、1人でいけそう?」
「まかして」
Aは窓を開け、飛び降りた。
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同時刻、岩本と渡辺のいる、いわゆる遊郭。
ベッドの上で睦んでいたら、急に女の様子が豹変した。
下に敷いていた女の腕が伸び、渡辺の首を絞めた。
人間の力じゃない。
双眸も瞳孔が開ききっている。
渡「っ、きしょ」
岩「おい翔太、大丈夫か!」
上裸の岩本が飛び込んでくる。
渡辺は雷で女を貫いた。
女の体が倒れる。
渡「どうなってんだ?」
岩「俺んとこもだ。宿に帰るぞ」
遊郭を出る、しかしそこには獣化した獣人の大群。
渡「…マジかよ」
岩「ぶっ潰しながら急いで戻るしかねぇな」
Aたちのとこにも獣人が襲撃してるかもしれない。
嫌な予感が渡辺の心をよぎった。
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奈緒 - 今晩は〜私です、ここのサイト大好きです! (3月14日 21時) (レス) @page23 id: 92d0591533 (このIDを非表示/違反報告)
奈緒 - 今晩は〜私です、この話、あのアニメですねぇ〜、嬉しい〜これからも溺愛応援致します! (3月9日 21時) (レス) @page14 id: 92d0591533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2024年3月8日 16時