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Shota side
涼太がここまで一生懸命に由香を庇うことも、この年齢まで1度も彼女を作らない理由にもちゃんと気付いていた。
渡「わかったよ…」
ここは涼太に免じて由香を許すことにした。
涼「ん、良かった。…で、翔太はこれからどうするの？」
どうもこうも、センセーは今日でもう学校には来ない。
一刻も早く俺が事態を理解したことを伝えなければ、センセーは自分の態度によって単純に俺の気持ちが離れていると誤解したままここを去ることになるだろう。
渡「ねぇ、涼太やばい。俺、体育サボっていいかな？」
宮「いいよって言ってあげたいとこだけど…もう遅そうだね」
話に夢中で気付かなかったけど、俺らはすでにしっかり体育館に着いていて、目の前にいる岩本が今日の授業の説明をし始めているとこだった。
クソ…
もう気が気じゃなくて授業なんてどうでも良いっつーの。
それより早くセンセーに会いたい。
会って今すぐに
俺全部聞いたよ
誤解だよ
センセー1人に辛い思いさせてごめん
かばってくれてありがとう
その全部を言いたかった。
・
・
・
授業が終わり、岩本が最終日の挨拶をしている。
早く終わんねーかなってイライラしていたら、
岩「渡辺、なんか心ここに在らずだけど。…何か心配事でもあんの？それとも俺がいなくなるのが寂しい？」
とかふざけた事言ってきやがった。
渡「は？別に何もねーし。それよりもう戻って良いすか？」
そう悪態をついてやった。
だいたい岩本の存在は最初から気に食わないし、今後も何かと俺をイラつかせそうだけど、とりあえず今は後回し！
体育館からダッシュで教室に戻り、速攻で着替えて俺はセンセーを探した。
・
・
・
ちょうど昼休みに差し掛かる時間なのでまずは購買へ。
いない…
次に図書室。
いない…
職員室？
いない…
はぁ？…マジでどこにいんだよ。
気付けば昼飯も食わないまま昼休みの終わりを告げるチャイムがなった。
1人汗だくになって教室に戻った俺を由香がギョッとした顔で見てきた。
涼太との約束を守り、由香にキレない代わりにギロリとひと睨みだけかました。
由「…涼ちゃんに聞いたんだね」
渡「あ？あぁ」
由「…怒ってる？」
渡「別に」
由「…ごめんね」
渡「…ん」
消え入りそうな声で言うから俺がいじめてるみたいじゃねーか。
当然それ以上は責める事は出来ず、その後は無言で由香を受け入れた。
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R(プロフ) - emさん 寂しいと思ってもらえるなんて…🥺ありがとうございます！ (2021年10月22日 16時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - みかさん 嬉しいコメントありがとうございます🥺ほっこりしてもらえて安心しました＾＾ (2021年10月22日 16時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
em(プロフ) - 終わっちゃうのが寂しいです🥺 (2021年10月22日 7時) (レス) @page22 id: d7760676f5 (このIDを非表示/違反報告)
みか - 最後ちゃんとほっこりさせてくれるRさん！プラスアナザーストーリーという展開！いやぁますます目が離せない (2021年10月21日 21時) (レス) @page22 id: 75d95be2cc (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - とんたんさん 前作も読んで下さったのですね！ありがとうございます、嬉しいです（涙）おまけも楽しんで頂けていたら幸いです＾＾ (2021年10月21日 21時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2021年10月15日 21時
