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そこから5階までなんとかえっちらおっちら階段を上がり、4組と扉に紙が貼られた教室へと入る。




(居ないな.......同じクラスじゃないのかな)




教室にはまだ空席もいくつかあったものの、その中にさっきの人は見当たらない。始業式が始まったら探してみようかな。






それから、スマホをいじりながら待つこと数十分。





担任の先生の自己紹介があり、これから今日やることを手短に説明されて始業式が始まるからと体育館へ移動することに。





うちの高校はちょっと特殊で、入学式の前に始業式がある。




卒業式も入学式も全校生徒が参加するため、一気にやった方が楽だし連絡事項もあるから始業式が先なんだよね〜、と担任の深澤先生がさっき喋っていた。







けれど。




(い、いない.......!!)





奇跡的に1番後ろの席に座れたから、できるだけ頭を動かさないようにチラチラ周りを探して見てみたのに、さっきの人は見当たらなかった。




始業式でも入学式でも、だ。





髪型が結構特徴的だったし背も高かったからすぐ見つかると思ったんだけどな.......





もちろん今日はこれで終わりなので、まあこれからどこかのタイミングで見つけられるかと思うことにする。

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設定タグ:SnowMan , 佐久間大介 , 目黒蓮   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:灯莉 | 作成日時:2023年7月22日 2時

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