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「ただいまぁ」
おやつの時間くらいには帰れる予定だったのに
すっかり遅くなっちゃった。
宮向「おかえりー」
宮「遅かったね、ひとりで大丈夫だった?」
「舘さん。私もう立派な大人です」
宮「まぁー誰か一緒だったならそれならいいんだけどね」
…きっと舘さんにはバレている。
蓮と会ってたことを。
向「あ、Aちゃーん朝ごはんありがとね!
めちゃくちゃうまかったで!」
「それはよかった!
少しだけどお土産のお礼に!」
宮「俺も食べてみたいなぁ」
「舘さんに振る舞うなんてまだまだ技量が」
宮「いや、あんな美味しいお菓子作れるんだから、
ご飯は美味しいに決まってるよ
よし、翔太は遅くなるらしいから先に食べよっか」
向「今日めめとどこ行ってきたん?」
「っゴホッ...ゲホッゴホッゴホッ...」
ご飯を食べながらいきなりぶっ込んできた康二くん。
何も事情を知らないにしろ、
不意打ちすぎてのどに詰まりそうになった。
宮「大丈夫?」
向「ごめん変なタイミングで…」
「いや、ごめんなさい、ゲホッ、えっと、
今日なんで蓮と一緒なこと…」
向「ん?さっきまでめめとLINEしててん」
宮「2人でいたの?」
「まぁ…そんな感じで…」
向「ごめんなさいするのって結構体力消耗するもんなぁ…」
…ん!?
この人はどこまで知ってるんだ、一体。
しかも舘さんが何も知らない状況でしゃへりすぎだよ、康二くん。。笑
宮「…ごめんなさいしてきたの?」
「…はい」
宮「そっか。」
向「ちょ!舘さん!そんだけ!?笑
なんか…あるやろ!」
宮「なんもないよ笑」
向「なんか俺だけ何も知らされてない感じなん?
俺も知っとるんやぞー?Aちゃん?」
意味深な笑顔でこっちを向いている。。
舘さんは、楽しそうに微笑んでいる。
こんなときに!!!!
「知っているというのは…どういう、」
向「しょっぴーと仲良くしとるってことや!!
夜とか2人でここにいること多いよな?舘さん」
宮「うん、バレバレだよ?俺たちにバレないようにしてたらしいけど笑、
俺たちも部屋行ってすぐ寝るわけじゃないからね笑」
舘さんの裏切り者ー!!!!
…いや、裏切るとはまた別の意味か。
でも!康二くんにはちゃんと言おうと思ってたからな…
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のりぞー(プロフ) - えええーーーー!!Σ(Д゚;/)/なんだか、悲しい…すごく続きが気になりますが、すでに泣きそうで…(>_<)更新、楽しみにしています。 (3月26日 20時) (レス) @page50 id: d71bdacb2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年2月12日 22時