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お昼も食べ終わり、私はお菓子づくりの用意をしてると
康二くんは少し仮眠すると言って
舘さん来る時起こしてやーと言いながらソファに寝転んでいた。
渡「…じゃあ俺行くわ」
「うん、いってらっしゃい」
渡「マジで俺の肉残しといてよ」
「うん、わかってるよ笑」
渡「俺の……忘れんなよ」
「分かったって、早く行かないと笑」
渡「俺帰ってくる前に酒飲むなよ」
「はいはい笑、ほら、時間ないよ」
渡「俺が…」
向「はよ行け!!!!!笑
うっさくて眠れんわ、熟年夫婦か!!」
「ほら、康二くんも言ってるから早く行って早く帰ってきて笑」
渡「いってきます…」
よほど最初からいられないのが悲しいのか、
しょんぼりして出ていった翔太。
仕事はしょうがないから頑張ってきてもらうしかない。
でも、我慢できなかった康二くんの気持ちは痛いほど伝わってきた。笑
康二くんの寝息が聞こえて来た頃、
みんな用にレモンタルトを作ることにした。
食べやすいように、手のひらサイズのタルト生地をいくつか作って、生地を流して、レモンを乗せたり散りばめたり。
翔太には……疲れた後には甘いものだよねぇ…
帰ってきてすぐ食べるのか?
バーベキュー終わったあとならタイミングないし…
やっぱ帰ってきてからか…
さらっと食べれてお肉もそのあと食べれるように…よし。
みんな分のレモンタルトと翔太の分を作り終えた時にちょうど電話が鳴った。
時刻は16時頃。
「もしもし!菜月?近く着いた?」
菜『もしもーし、着いたよー』
「あ、じゃあ今お迎えに行きます!!」
「あれっ、舘さんからも来てる
康二くん、おきてー、もうすぐ着くって、みんな」
向「んーー…おきる…」
「私友達迎えに行ってくるから、舘さん先に来たらちゃんとお迎えしてね!」
向「はぁーい…」
寝ぼけてる康二くんを置いて、近くの細道を抜ける。
「あっ、菜月ー!ラウちゃん!」
菜「やっほー!こんなとこにあるんだね!」
ラ「たのしみ!バーベキュー!」
「この前も言ったけど、約束はちゃんと…お願いします」
菜「はーいっ!あーもう美容師がどんな人か早くみたい」
「あ、美容師の人今日仕事で遅く帰ってくる…」
菜「えぇっ!?そうなの!?楽しみはあとからってことね…」
「でも今日は帰るんだよね?」
菜「うん、私たち明日ちょっと用事あってね。
日付変わる前くらいには帰るかなーってざっくり決めてる!」
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年1月30日 16時