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テストも見事にみんな突破して夏休みに入る。
明日は朝イチから康二が旅行に行く。
3泊4日の旅。
「明日から4日間も康二くんいないのか…」
向「なんや、俺居なくて寂しいんか?笑」
「ちょっと寂しい」
向「ちょっとってなんやねん!」
宮「たしかにひとり騒がしい人いないと寂しいよね」
向「なんか嬉しくないわ」
「楽しんできてね」
向「おう、グループLINEに写真とか動画いっぱい送ったるわ」
「それは適度にでいいかな」
向「なんでやねんっ」
そんな会話が続いたあと、朝早いからか
今日は早めに寝ると言って部屋に行ってしまった。
渡「まあちょうどいいな、康二いない日もたまには笑」
お風呂あがりの上裸の翔太。
もうこれには見慣れた。
「康二くん聞いたら泣いちゃうよ笑」
宮「たまにはね笑、ゆったり過ごすのもいいんじゃない?」
渡「そうだなー」
宮「ってことで、俺明日から店閉めて、
2泊3日で照とふっかと出かけてくるから。」
「「……えっ!?!?」」
突然の舘さんの言葉にちょっとの間と驚きの声も
翔太と一致してしまった。
宮「仲良いなぁ笑
大丈夫、俺康二行った後に出るし、康二帰ってくる前に帰ってくるから」
渡「いや、別に康二に秘密にしなくたって…」
宮「んー、ちょっとした予防線?
まあいいじゃん、もう決めちゃったし
2人でお留守番よろしくね?笑」
「舘さん…急すぎです、」
宮「実は結構前から決めてたんだよな〜、たまたま康二とかぶっちゃった笑」
渡「なんで俺誘わねえんだよ」
宮「翔太店閉めれないでしょ予約とかもあるんだし」
誘われなかったことに少しショック受けてる…笑
舘さんの言うこともたしかに一理ある。
いやでもまって?3日間も翔太と2人きり…?
え!?どうする!?
しかも菜月も沖縄行っちゃってるし?
無事に過ごせるかなぁ…私…
宮「じゃ、俺も風呂入って寝るね〜」
今日のお風呂は康二が最初で私が2番目、翔太が3番目。
みんなで話してたから髪の毛は乾ききってなくて。
舘さんはお風呂。
ソファに座ってる翔太はドライヤー片手に持ってて。
渡「髪、やる?」
とまだ上裸だったけど。笑
好きと自覚してしまうと、いちいち行動にきゅんとしてしまうのを避けたい。!
「やるー」
渡「お願いしますだろ」
「やらせてあげます」
渡「ホント生意気」
言葉は気持ちとは裏腹でこんなことしか言えない私。
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年1月30日 16時