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目｢こーじー｣
向｢うえっ？！めめきゅん？！どうしたん？！珍しいやん！｣
目｢俺、もう無理かも...｣
向｢はっ？！何があったん？！ちょ、大丈夫？！｣
あの後、ちょっと休憩がてら康二のところまで行って、顔を見たら少し力が抜けてしまった。
向｢よし！なら今日飲み行こ！ほんで何があったか聞くから！｣
そんなわけで、定時で仕事を終わらせ康二と飲みに来た。
向｢ほんで？何があったん？珍しいやん、めめがそんなんなるなんて。｣
目｢...見てしまった。｣
向｢何を？｣
目｢阿部さんとAさんが話してるの。｣
向｢え？！2人で？｣
目｢うん。たまたま休憩スペース通ったらいてさ。Aさんは少し戸惑ってる感じしてたけど、阿部さんは終始笑顔で飯誘ったりしてて...｣
向｢ほんで？！Aさんは行くって言うたんか？！｣
目｢最初濁してたっぽいんだけど、結局行くって...あ、でも、阿部さんが、｢もし2人が嫌なら、ふっか達も｣って言ってたから、それで行くって言ったのかも。｣
向｢そうなんか...｣
目｢彼氏いるかとか聞いてたし、頭ポンポンとかしてたし、もしかしたら、阿部さんはまだAさんの事、好きなのかも。Aさんも、頭ポンポンされた時動揺してたし、阿部さんが去った方向見てぼーっとしてたから、もしかして...って思って。そんな事考え出したら、俺もう無理じゃない？って...｣
向｢何やそれ...阿部さん、なかなか手強いな。でも！Aさんは今、気持ち無いんやろ？！なら...｣
目｢今は吹っ切れてるって言っただけ。また好きになるかは分かんないって。て事は、好きになる可能性はじゅうぶんあるでしょ？｣
向｢あー...そやなぁ...そうかぁ...｣
目｢もし、Aさんがまた阿部さんを好きになったら、やだなぁ、俺...｣
向｢めめ...｣
ピコン♪
康二に相談していると、俺と康二のスマホに連絡が来た。
目｢え？｣
向｢マジか...｣
ふっかさんおつかれー
来週の金曜日、飲み会するぞー🍺
メンバーは、俺ら同期とめめこじ、スペゲスさんとして阿部ちゃんです🙌
強制参加です!わら
向｢ウソやん｣
目｢俺、耐えれる？｣
向｢...俺が傍におるから大丈夫や。｣
目｢...ありがと康二。｣
何で俺らも誘われたんだろ。
出来れば参加したくなかったその飲み会だけど、康二もいるし、最悪何か理由をつけて途中で帰ればいいか、とOKの返事を送った。
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作者名：ちり | 作成日時：2023年11月17日 19時
