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それから結構飲んで食べて話していい時間になったので、そろそろお開きにするかーってふっかさんの一声で解散する事になった。
お会計は、ふっかさんの奢り、にはならなかったけど、すこし多めに出してくれたらしい。
今度コーヒーでも買ってあげよう。
深｢じゃあ、俺と阿部ちゃんと佐久間はこっちだから！｣
岩｢俺と康二と翔太は同じ方向だよな？｣
向｢はい！一緒に帰りましょー♪｣
深｢めめはA送ってやって！｣
目｢え、でも...｣
阿｢あ、なら俺が送るよ。｣
深｢えー、阿部ちゃん久々の再会なんだからもう1軒行こうよ〜。｣
佐｢そうだぞ！佐久間も阿部ちゃんとまだ一緒にいたいんだぞ！｣
阿｢〜っ、分かったよ。行くよ。｣
深｢さすが阿部ちゃん！今日は朝まで飲むぞー！｣
阿｢え、それはイヤ。｣
渡｢じゃあ、めめ、Aの事よろしくな。｣
目｢え？！え？！ちょっと！｣
みんな｢じゃあ、また月曜日〜｣とか｢おつかれー｣とか言いながら帰って行く。
目｢行ってしまった...｣
『めめくん』
目｢は、はい！｣
『かえろー』
目｢あ、はい。｣
いつも飲み会の後はタクシー乗って1人で帰ってたのに、今日は『歩いて帰る！』と言って聞かないので、一緒に歩いて帰る事にした。
隣を歩くAさんは少しフラフラしてて、ちょっと危なっかしい。
でも何かご機嫌だ。
目｢ほら、Aさん、ちゃんと歩かないと危ないですよ！｣
『んふふ〜、だいじょぶだよぉ♪おっとっと...』
目｢危ない！｣
言ってるそばからフラついて転びそうになってる。
思わず手を伸ばして支えた。
『ありがと〜♪』
転びそうになったところを支えると、Aさんがお礼を言って俺の頭を撫でた。
目｢っ、やっぱり飲み過ぎ。てか、今日珍しくないですか？ここまで酔うの。｣
『んー、今日は飲みたかったの。』
目｢何かあったんですか？嫌な事とか。｣
『ん？何もないよ(笑)気分だよ、気分♪』
目｢そう、ですか。...てか、手！すみません！｣
気付いたら、支えた時から自然な流れで手を繋いでいたようで...
離そうとしたんだけど
『...このままがいい。』
目｢え｣
『やだ？』
目｢っ、やじゃない、です。｣
『ふふっ、やった♪』
何だか、酔ってるAさんは積極的で、ワザとやってるのか何なのか分からないけど、ドキドキさせられっ放しだった。
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作者名：ちり | 作成日時：2023年11月17日 19時
