彼女まで〇センチ (ページ25)

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深澤side

『それで、私も好きな人いるって言った。』

深｢好きな人って言っちゃってんじゃん(笑)｣

『酔ってたから！...けど、めめくんに好きな人いるんだって思ったら、少し悲しくなっちゃって。聞かなきゃ良かったなってちょっとだけ後悔しちゃった(笑)だから、お互い頑張ろねって言って、帰ったの。』

深｢うん。｣

『公園からは、もちろん手を繋ぐ事もしなくて、何となく気まずくなっちゃって、あんまり話せなくて、マンション前で別れた。』

深｢うん。｣

『もうね、好きな人の話してから、めめくんがずっと微妙な顔してたのよ。きっとプライベートな事聞かれて、嫌な気持ちになっちゃったんだろうなって思ったんだけど...どうしよ。私、セクハラで訴えられない？！』

深｢ふはっ！そんなんで訴えられないって！(笑)｣

『だ、だって、今日も何かよそよそしかったし...絶対嫌われたー！』

深｢だーいじょーぶ！めめは嫌いになんかなってねぇよ。ほら、めめって恋バナとか慣れてなさそうじゃん？だから、恥ずかしかったんじゃね？それに、お前に好きな人がいるって聞いたから、遠慮してんじゃねぇの？｣

『でも私が好きなのはめめくんだもん...』

深｢ふはっ、もう好きって認めてんじゃねぇか(笑)｣

『ねぇ、私どうしたらいい？やっぱ、諦めた方がいいかな。』

深｢いや、まだ諦めんのは早いでしょ。付き合ってるわけでもないし。めめがAの事好きになるまで頑張ってみるべきよ。｣

『えー...頑張れない...』

深｢大丈夫。ふっかさんがいるじゃない。協力すっから！｣

『...いいの？』

深｢当たり前でしょ。大事な同期の為だもん。頑張るよ、ふっかさん(笑)｣

『ふっか...好き』

深｢はいはい。これここだけ聞いた人勘違いすっから。やめなさい。｣

『ふふ(笑)でも、ありがとう。ちょっと元気出た。』

深｢良かった。ところで、阿部ちゃんはもういいの？｣

『何が？亮平とはもう終わってるもん。久々2人で話した時は少し緊張したけど、それだけ。亮平の事好きだけど、恋愛の好きじゃないよ、もう。』

深｢そっか。なら分かった。めめと上手くいくように頑張るわ！｣

『ありがとー♡』

まさかのAの好きな人がめめだった事に驚いた。

てか、両片思いじゃん(笑)

何してんの、2人とも(笑)

どっちかが告れば万事解決じゃん(笑)

ま、教えてやんないけど。

その代わり、2人が上手くいくように、ふっかさん、頑張っちゃおうかな♪(笑)

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