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向「えっ?!諦めた?!」
今日は康二と飲みに来てる。
何だか1人でいたくなくて付き合ってもらった。
そして、Aさんの事を諦めたと報告した。
目「うん。もう諦めた。」
向「何で?!もう好きじゃなくなったん?!」
目「まだ好き。でもAさんの好きな人は俺じゃない。」
向「...Aさんに聞いたん?誰が好きか。」
目「聞けるわけないじゃん。...でもこの前見た。」
向「何を?」
目「阿部さんと仲良く帰ってるとこ。すっごい楽しそうでさ(笑)もう付き合ってんのかも。」
向「...うそやん」
目「だからもう諦めたの。色々相談のってくれてたのにごめん。」
向「それは全然ええやん。...なぁ、ホンマにもうええの?」
目「ホンマにもうええの(笑)Aさんが幸せならそれでいい。俺のワガママでその幸せ壊せない。」
向「めめ...」
目「ふっかさん達にも言わなきゃ。応援してくれてたから。」
向「...」
目「ふはっ、何で康二が泣きそうになってんの(笑)」
向「やってぇ...お似合いやと思ってたのに...」
目「ありがとう康二。また好きな人出来たら応援してくれる?」
向「当たり前やん!!次こそは!絶対上手くいくように協力すんで!!」
目「ふはっ(笑)康二最高だわ(笑)」
Aさんを諦める報告をしたら何故か康二が泣きそうになってて、やっぱりコイツは優しいなって思った。
また新しく俺に好きな人が出来たら、「次こそは!」ってめちゃくちゃ協力してくれる気満々で、おかげで落ち込んでた気持ちが少し楽になった。
向「よし!ふっかさん呼ぼ!んで今日は奢って貰お!」
康二がムチャぶりしてふっかさんを呼び出した(笑)
深「も〜、ゲームしてたんだけどぉ。」
入ってくるなり文句を言ってるふっかさん。
でもちゃんと来てくれるところが優しくてリアコ(笑)
向「ふっかさん!今日はゲームなんてしてる場合やないで!めめの為に2人で元気づけてあげようや!」
深「んぇ?めめどうかしたの?」
目「あー、Aさんの事、諦めたんです(笑)」
深「は?!何で?!」
目「Aさんの好きな人は俺じゃないなって思って。Aさんの幸せ、邪魔出来ないんで。」
深「え、え?!何で?!フラれたの?!」
目「いや...」
俺はさっき康二に言った事をそのままふっかさんにも伝えた。
深「マジかぁ...ちょっとまだ諦めないで?」
目「え?」
深「ごめん、ツラいかもしんないけど、もうちょい頑張って。」
目「...」
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作者名:ちり | 作成日時:2023年11月17日 19時