彼女まで〇センチ (ページ35)

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目｢...Aさん｣

『え？』

目｢あの映画に行った後から、何かよそよそしくなかったですか？｣

『え？！そ、そうかな...』

目｢俺がこの前、しつこく聞いたからですか？｣

『え？』

目｢映画の帰り、ちょっとしつこく聞きすぎたかなって...｣

『あ、いや！違う！そうじゃないの！そうじゃなくて...』

目｢？｣

『えっと......チラつくの。』

目｢え？｣

『...どうしても、この前の眼鏡外して前髪上げてるめめくんがチラついて...何か、恥ずかしくて...』

目｢...｣

『普段のめめくんも素敵なんだけど、眼鏡と前髪ナシのめめくんの顔面の強さが...』

目｢...え、俺の顔のせいで避けられてたの？｣

『"せい"っていうと、何かちょっと悪意あるように聞こえるんだけど...』

目｢良かったぁ...｣

『へ？』

目｢この前、しつこかったかもって思って...だから嫌われたんだと思った。｣

『っ、そんな！嫌いじゃないよ！むしろ好きっ...あ、』

目｢え｣

『〜っ、何でもない！間違えた！忘れてください！』

目｢...忘れられない。｣

『...だよね。えっと、違うの！その、何と言うか...』

目｢違うの？｣

『え？』

目｢俺は好きです。Aさんの事。｣

『へ？好きって...え？！』

目｢先輩として、とか、人として、とかじゃなくて、女性として好きです。Aさんは、違いますか？｣

『っ...違いません』

目｢Aさん｣

『...はい』

目｢好きです。付き合って貰えますか？｣

『っはい、喜んで(笑)』

目｢ふはっ、喜んで(笑)｣

最近の俺への態度が気になって聞いてみたら、まさかの俺の顔のせいだった事に驚いた(笑)

その後墓穴掘ってくれたおかげ？で、俺もちゃんと告白出来て、Aさんと付き合う事が出来て、今、最高に幸せだ！

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