彼女まで〇センチ (ページ36)

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目｢あの、1つ聞いてもいいですか？｣

『何？』

目｢自分で言うのも何ですけど...俺、見た目から性格から陰キャじゃないですか...｣

『そう？』

目｢...えっと、俺の何処が良かったんですか？というか、いつから好きでいてくれたんですか？好かれる要素ゼロだと思うんですけど...｣

『えー、そうかなぁ...確かに、人見知りでコミュニケーションとるの苦手そうだなって思ったけど、真面目だし、仕事出来るし、慣れればしっかり会話も出来るし、康二くんといる時とか凄く楽しそうで、笑った顔も可愛いし、良いとこしかなくない？』

目｢自分では、何とも...｣

『ふふっ、教育係としてめめくんと一緒にいることが多くて、その中でめめくんの素敵なとこたくさん知れて、"あぁ、めめくん良いな"って、いつの間にか思ってた。』

目｢...｣

『そんな時に亮平が帰って来て、何かめめくんに誤解されちゃって(笑)焦ったよ、"私が好きなのはめめくんなのにー！"って(笑)』

目｢え、そうだったんですか？｣

『そうだよ(笑)だから、ふっかにも相談して。そしたら映画のチケットくれたの(笑)』

目｢あれはふっかさんがくれたんですか...｣

『そうそう。そしたら思いがけずめめくんの素顔が見れて...あれはヤバかった(笑)』

目｢ヤバい？｣

『だって...カッコよすぎるんだもん。私はいつものめめくんだって大好きなんだけど、もしコンタクトにして髪切ったら、女の人全員、めめくんの事好きになっちゃう！って焦った(笑)』

目｢ふはっ、それは無いでしょ(笑)｣

『いやいやいや！何回も言うけど、自分が超絶イケメンだって事知っといた方がいいよ！』

目｢そんなに？｣

『そんなに！』

目｢大丈夫だよ、眼鏡外したとこも、前髪上げたとこも、Aさん以外には見せないから。｣

『へ？』

目｢俺は普段はこのままでいるし、あの姿見せるのはAさんにだけ。だから心配しなくても大丈夫(笑)｣

『...好き』

目｢ふはっ、可愛い♪｣

俺の素顔はAさんにしか見せないと約束すると、ちょっと驚いた顔をして"好き"と言ってくれた。

その姿が物凄く可愛くて、思わず抱きしめた。

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