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仕事終わり、ふっかさんから聞いた居酒屋に康二と一緒に向かった。
目・向｢お疲れ様です！｣
どうやら俺達が最後だったみたいで、もう既にみんな揃っていた。
そしてその中には、何故か阿部さんもいた。
｢｢｢かんぱーい！｣｣｣
注文したものが一通り届いて、みんなで乾杯した。
渡｢で？めめとAって付き合ってんの？｣
佐｢あ！俺もそれ聞きたーい！｣
目｢あ、えっと、はい...｣
しょっぴーからストレートに聞かれて、阿部さんの事を気にしつつ答えた。
渡｢マジか(笑)良かったじゃん。おめでと。｣
目｢あ、ありがとうございます。｣
佐｢どっちから告ったの？｣
向｢てか、何で急にそんな状況になったん？｣
目｢え｣
深｢そんながっつくなよ(笑)めめも困ってんじゃん(笑)｣
佐｢あ、ごめんごめん(笑)｣
向｢あまりにも気になってグイグイ行ってしもた(笑)｣
目｢いや、大丈夫(笑)｣
佐｢で？どっちから？｣
目｢えっと...一応、俺から、ですかね。｣
佐｢そうなんだ！てっきりAからかと思った！｣
向｢てか急やない？前まで告白なんて出来へん言うてたやんか。｣
目｢あー、まぁ、成り行き？｣
渡｢どんな成り行きだよ(笑)｣
目｢Aさんが先に口を滑らせたんで...それで意を決して伝えたって感じですかね...｣
深｢Aのおかげか(笑)｣
目｢まぁ、そうなりますね(笑)｣
岩｢...阿部は？良いの？｣
今まで黙ってた岩本くんが口を開いた。
岩本くんは中立の立場だから、俺とAさんの事を手放しに喜べないみたい。
だけど、阿部さんの事は俺も気になってたから、話を振ってくれて良かったと思った。
阿｢ん？何が？｣
岩｢お前もAの事、好きだろ？｣
阿｢...あぁ。｣
岩本くんが突っ込んで聞いたから、みんな静かに阿部さんの言葉を待っていた。
阿｢そうだね...好き、だったなぁ。｣
岩｢...いいの？このままで。｣
阿｢良いも何も...もうめめと付き合ってんだし。俺にはどうにも出来ないよ(笑)｣
岩｢...阿部｣
阿｢めめ｣
目｢っ、はい。｣
阿｢あの子、元気で明るいけど、実は色々溜め込んだり、落ち込んだりしやすいから、よく見ててあげてね。｣
目｢...はい。｣
阿｢それと、嘘つく時いつも耳触る癖あるから。それから、手をグーにして口元に持ってくる時は照れてる時。それと...｣
目｢あ、あの、阿部さん！｣
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作者名：ちり | 作成日時：2023年11月17日 19時
