彼女まで〇センチ (ページ39)

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阿｢...｣

目｢あの、もう、分かりましたから。もう、教えていただかなくても、大丈夫です。｣

阿｢そう、だね。ごめん(笑)｣

目｢いえ...｣

阿｢俺が言う事じゃないけど、Aの事、よろしくね。｣

目｢っ、はい！｣

阿｢ふふっ、ありがとう。｣

佐｢何か分かんないけど、とりあえずもっかい乾杯しよ！｣

向｢そ、そうですね！乾杯しましょ！｣

深｢よし！じゃあみんな、グラス持ってー！｣

それからまた乾杯して、Aさんとの事を聞かれたり、それで冷やかされたりしつつ、何だかんだで俺達の事を応援してくれて、阿部さんとも最後の方には仲良くなれて、無事、"阿部ちゃん"呼びを許された(笑)

向｢めめ｣

目｢ん？｣

向｢ほんまに良かったな。おめでとう。｣

目｢色々、相談のってくれてありがとう。感謝してる。｣

向｢大事な親友やからな！喧嘩でもしたら、また相談のってあげるわ(笑)｣

目｢ふはっ、まぁ、喧嘩はしないと思うけど、何かあったら頼むわ(笑)頼りにしてる。｣

向｢おん(笑)｣

.

あれから半年ほど経った。

今日はのんびりお家デート。

お昼はAさんが作ってくれて、2人で後片付けをして、ソファにくっ付いて座ってまったりしていると、Aさんがいる右側の肩が少し重くなった。

目｢Aさん？｣

『...Zzz...』

目｢寝てる？｣

『...Zzz』

目｢ふふっ、かわい(笑)｣

『...』

目｢Aさん、好きだよ。｣

『...私も。好きだよ、蓮。』

目｢起きてたの？｣

『"可愛い"って言った所で起きた(笑)』

目｢丁度いいとこで起きたね(笑)｣

『蓮』

目｢ん？｣

『すき』

目｢...俺も。｣

俺の名前を呼んで、俺を愛おしそうに見つめながら"好き"だと言ってくれる彼女の唇に触れるまで

あと......〇センチ.....

Fin.