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深｢あんまり、こういうの得意じゃない？｣
目｢え？｣
深｢飲み会とか、そういうの。ずっと大人しくしてるからさ〜。｣
目｢あ、すみません...人見知りで...本当はもっと色んな人と話したりしたいんですけど、緊張するのと、俺なんかが話しかけても迷惑なんじゃないかなって思ってしまって...｣
深｢そっか。まぁ、人見知りは仕方ないよな。でもさ、俺らはめめから話しかけられても迷惑だなんて思わないからね？｣
目｢...｣
深｢せっかくこうして知り合えたわけだし、Aの後輩だしさ。仲良くしてやってよ、俺らと(笑)｣
目｢そ、そんな！逆に俺の方こそお願いしたいです！こんな地味で暗いやつですけど、仲良くして頂けたら、嬉しい、です...｣
深｢ふはっ、よし！じゃあ連絡先交換しよ！いつでも連絡して来て♪｣
目｢は、はい！ありがとうございます！｣
こうして深澤さんと連絡先を交換した。
すると、それを見ていた佐久間さん達も｢俺も俺もー！｣と、結局みんなで連絡先を交換する事になった。
それから少しずつ他の先輩達とも話せて、ちょっと仲良くなれたかも...なんて嬉しくなった。
そしてあっという間にお開き。
帰りは、康二とさっくん(こう呼べって言われた)と岩本くん(さんは何かやだって言われた)が同じ方向、Aさんとしょっぴー(康二が付けたあだ名。本人も気に入ったみたいで、これで呼べって言われた)が同じ方向、おれとふっかさんが同じ方向で、解散した。
深｢今日どうだったー？楽しかった？｣
目｢あ、はい！皆さん優しくて、嬉しかったし楽しかったです。｣
深｢ふはっ、そっか！そりゃ良かった！...ところでさ｣
目｢はい？｣
深｢あれって無意識？｣
目｢え？｣
深｢あれ？やっぱ無意識かぁ。｣
目｢え？何かしてました？｣
深｢いや、してたっていうより、見てた？｣
目｢見てた？何を？｣
深｢A｣
目｢Aさん？｣
深｢やっぱ無意識だな。｣
目｢え、俺がAさんを見てたって事ですか？｣
深｢そ。ずーっと目で追ってたよ(笑)気付いてない？｣
目｢え...全く。そんなつもりも無かったですし...｣
深｢マジか(笑)てっきり好きなんだと思ってた(笑)｣
目｢えっ？！いや...えっ？！｣
深｢動揺しすぎ(笑)｣
目｢あ、すみません...｣
深｢あー、別に謝る必要ないよ(笑)でもさ、気になってる？Aの事。｣
目｢え...わ、かりません...｣
深｢そーなの？｣
目｢誰かを好きになった事、無くて...｣
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作者名：ちり | 作成日時：2023年11月17日 19時
