My Destiny Ⅱ (ページ2)

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デートするなんて約束しちゃったけど、果たして彼は本気なんだろうか？そんなことを考えながら、涼太の店へ向かう。

そして店に入った途端、ものすごい勢いで振り向く幼馴染たち。おずおずといつもの席へ向かうと、翔太が隣のイスをバンバン叩きながら「ここ座れ」と言った。

『…失礼します』

深「今日のAいつもと雰囲気違うね。かあいい」

宮「翔太にセットしてもらったんだっけ」

ラ「さっすが翔太くん！」

渡「当たり前だろ、…それよりどうだったんだよ」

全員の視線が私に集まる。圧がすごい。

『んー料理がめちゃくちゃ美味しかった！涼太の店のメニューの参考になりそうなのとか…』

ラ「ちょっと待って！感想、それ？」

宮「料理が1番印象に残っているんだね」

『うん！その為に行ったようなもんだし！』

渡「ふはっ、今度はあっさり認めてんじゃん」

深「ねぇ俺行ったら嫌だって言わなかった？」

『ごめん。豪華料理の誘惑に負けてしまった…』

そこからガンガン質問攻めにあい、疲弊してきた頃ラウの口から触れてほしくない話題が出る。

ラ「連絡先の交換は誰ともしてないの？」

『…1人だけ』

深「しちゃったんだ、」

宮「良い人いたの？」

良い人だからというか、弱みを握られてしまったからとは言えないな。その後しばらしくして事件は起こった。

話題がようやく別の話に変わったタイミングで、私はお手洗いに行った。一息ついて戻ると、何やらザワザワしている。

『何かあった？』

渡「目黒蓮って誰？」

宮「ごめん。電話鳴ってて名前見えちゃった」

電話してきたんだ…連絡するって言ったのにな。

『婚活パーティーで知り合った人だよ』

ラ「いきなり電話してくるんだ」

深「大丈夫？なんかチャラくない？」

『特にそういう印象ではなかったけど…』

すると、翔太がスマホを私に手渡す。

渡「電話して、今」

『え、今？ここだと周りの迷惑に…』

そう言いつつ涼太に助けを求めるが、笑顔でかわされた。

宮「お客さん奥の個室に1組だけだし、特に問題ないよ」

ラ「俺、どんな人か気になるー」

深「俺もー」

気は進まないが、電話するまで引かなさそうなのでかけてみる。呼び出し音が数回鳴っても出なかったので、切ろうと思った瞬間に繋がってしまった。

目"もしもーし、目黒でーす"

…なんかさっきと雰囲気違うな？酔ってるのかな？

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