My Destiny Ⅱ (ページ39)

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『お先に失礼します』

岩「A先生！ご武運を！」

阿「俺もっ」

岩「だめ！阿部ちゃんは俺とサシ飲み！」

阿「ええ…」

私は2人に会釈をし校門へ急ぐ。

『ごめんね。遅くなっちゃって』

目「お疲れ。俺も今来たとこ。本当に車じゃなくてよかったの？」

『うん。たまには一緒に飲もうよ』

いつも私を送るためにお酒飲んでないし、お酒があったほうがリラックスできるかな？と思ったりもした。

目「いいね。ちなみに場所はどの辺りなの？」

『蓮さんの家の方だよ』

目「そうなんだ。あーちょっと緊張してきた」

『私も』

しばらくしてお店に到着し「ついたよ」と伝えると「ここ…」と言う蓮さん。

目「ずっと気になってた店だ」

『偶然だね。入った事はない？』

目「うん。Aが俺の家泊まる時に一緒に来たいって思ってたから」

『泊まっ！？』

目「今日このまま泊まってく？」

にやりと笑う彼に戸惑っていると「冗談だよ」と言われた。

『と、とりあえず入ろっか』

私が扉に手をかけると彼の手が重なる。

目「大人な対応目指すけど、出来なかったらごめんね？」

そう言って手を重ねたまま2人で扉を開けた。
中に入ると翔太と目が合う。その横には辰哉の姿もあり何だか嬉しくなった。

宮「2人ともいらっしゃい。どうぞこちらへ」

『あ、うん』

みんなに近づき私が彼を紹介しようとすると、グッと腰を引き寄せられる。

目「はじめまして目黒です。深澤さんは2度目ですね。Aさんとお付き合いしてます。まだ仮ですけど」

深「どーも」

宮「宮舘です。よろしく」

渡「……渡辺です」

腰に回されている手への視線が痛い…
なんかこの不穏な空気感デジャブだな…

宮「なに飲みますか？」

あわあわしていると涼太が助け船を出してくれた。

目「じゃあビールで」

宮「Aはいつもの？」

『うん。お願いします』

蓮さん、私、翔太、辰哉の順でカウンターに座ると、右から「オトナオトナ…」って呪文みたいなものが聞こえてきた。

『どうかした？』

渡「…別に。そういえば桃瀬さん試験受かった」

『すごいじゃん！今度、美容院にお祝いもってこ』

目「渡辺さん美容師？…どこかで見た事あるような」

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【作者より】

お久しぶり？の作者です(^^)
ついに幼馴染たちと彼氏(仮)がご対面！
引き続きよろしくお願いします♪

目黒くん祝☆助演男優賞

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