My Destiny Ⅱ (ページ43)

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コンビニで必要なものを購入し、蓮さんにパジャマとバスタオルを借りてお風呂で温まり中の私。

正直さっきの彼には驚いた。でも恐怖心や嫌悪感はなかった。そっと首元に触れるとまだ熱を持っている。

あの時、勢いで言ってしまったセリフ。
"もし嫌だったら幼馴染と会うのもやめるよ"
そのまま話は流れてしまったけれど、蓮さんはなんて言おうとしてた？

ふとラウから言われたことを思い出す。※78話
やはり彼にとっては"幼馴染"ではなく"男と女"になるのだろう。幼馴染が同性だったらよかったなんて不毛なことを考えてしまった。

お風呂を満喫しパジャマに袖を通すと、ふわっと彼の香りに包まれる。そして案の定ブカブカだ。暑いし髪は乾かさずリビングに向かう。

『お風呂ありがとうございました』

ソファでスマホを触っている蓮さんに声をかけると、チラッと見てすぐに目を逸らされてしまった。そして「ここ座って」と言われたので、ソファを背もたれにして座る。

目「すぐ髪乾かさないとダメだよ」

そう言ってドライヤーで丁寧に乾かしてくれた。恋人っぽい！…でもこんなにスマートに出来るって事は、元カノにもしてあげてたのかな。

目「はい、終わったよ」

『ありがとう』

目「じゃ、俺も入ってくるね。眠かったら先寝てて。俺はソファで寝るから」

『えっ、ソファで？』

目「うん。シングルだから狭いし」

『それなら私がソファで』

目「絶対だめ」

『ええ…じゃあ一緒にベッドで寝よう』

私がそう言うと「でも…」と固まる蓮さん。だって、泊めてもらう立場の私だけベッドなんておかしくない？

『一緒に寝たい』

目「…わかった。すぐに出てくるね！」

お風呂に向かう彼を見送り、髪の毛を乾かしてもらった余韻に浸っているとどんどん瞼が重く…

『！？』

目を開けると至近距離に綺麗な顔。そしてホールドされた身体。睫毛長っ、肌キレイ…じゃなくて！確か蓮さんがお風呂出るの待っててそれから…

目「ん…起きた？おはよ」

『おはよ…もしかして私…』

目「うん。ぐっすり寝てたから勝手に運んじゃった」

『やっぱり…迷惑かけてごめんなさい』

目「なんで？可愛かったよ。今は...7時半か。バイト前に送ってくからそろそろ起きないと」

何だかまだ離れたくなくて、起きようとする彼に「私もカフェ行く」と言ってしまった。

目「えっ」

『それならもう少しこうしていられる？』

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