My Destiny Ⅲ (ページ26)

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無事？にプレゼントタイムが終わり、ケーキとプレゼントをもってみんなで写真を撮る。その時も主役の隣を誰にするかで揉めており(主に翔太と蓮さん)結局、涼太とラウが隣になった。

『ねえラウ。ほんとにあの2人仲直りした？』

ラ「うん。ほら、翔太くんが冷たいのは心を開いている証でしょ」

…妙に納得。
その後、涼太がカットしてくれたオレンジケーキをみんなで食べる。

『お、美味しすぎる…見た目も味も120て…ん？』

視線を感じる方を見ると、蓮さんがスマホのカメラをこちらに向けていた。

『写真？』

目「動画。食べてる所も見せたくて…あ"！」

渡「はい辰哉。食レポ」

深「！えっと、このオレンジの酸味とクリームの甘みが」

ラ「delicious！」

翔太が蓮さんのスマホを奪い、いつの間にか食レポ大会となっている。騒がしい人たちはほっといて、私は最後まで美味しくケーキをいただきました。

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『あー楽しかった。今日は一段と賑やかだったね』

深「ねー」

ケーキを食べた後はみんなでお片付けをして、明日も仕事なので早めに解散。辰哉と駅に向かっているが、素面のはずの彼はいつもより上の空にみえる。

『これ、ありがと。すっごい嬉しい』

私の代わりに辰哉が抱えているちいかめを撫でようと近づくと、至近距離で目が合ってすぐに逸らされた。

『辰哉、さっきからおかしくない？』

深「えっ…そんなことないよ」

『お酒飲まなかったのも、実は調子悪かったり…』

深「違う。ごめん、ちょっと待ってて」

そういった彼は、ちいかめを抱きしめたまま走って行ってしまった。「待ってて」と言われたので近くにあったベンチに座る。空を見上げると綺麗な月。

深「月が綺麗ですね」

いつの間にか戻ってきた辰哉はそういって隣に座った。

『おかえり。どこいってたの』

深「ん～心の準備を少々」

「何それ？」と笑う私とは対照的に、彼は真剣な顔でこちらを見る。

深「早く帰らないといけないのは分かってるけど…少しだけ時間もらえるかな」

『うん』

深「ありがと。前に本命の人の話したの覚えてる？」

辰哉の誕生日パーティーの帰り"心の距離が遠い"って言ってた人の事…だよね。

深「やっぱり伝える事にした」

『！！』

深「関係が壊れるなんて、もう気にしてられない」

応援してると言おうと思った矢先、私は辰哉の腕の中にいた。

深「俺の本命はね…Aだよ。ずっと」

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