166 宮舘side ページ19
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宮舘side
紫「Aちゃん良い笑顔するね。涼太の言ってた意味、よーく分かった」
宮「あの笑顔で美味しいって言われると、いくらでも作りたくなるんです(笑)」
Aが席を外したタイミングで戻ってきた紫さん。
俺たちが話しやすいように裏に入ってくれたのだと思うが、そういう配慮ができる所も尊敬する。
宮「もしかして、聞こえちゃいました?」
戻ってきてから妙にソワソワしている彼にそんな問いをぶつけると、やはり聞こえていたようで「ごめんね」と言われた。
宮「いえ。ちなみに翔太という人も俺の幼馴染で」
紫「なるほど。まあ俺は、涼太が決めたことを全力応援するだけだよ」
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『今日はありがとう!楽しかった!』
宮「こちらこそご馳走様。気を付けて帰ってね」
駅までAを送り届け、自宅への道を進む。
"あのね、涼太に話があって。私…翔太が好き。思い、伝えたい。それが私の答え、です"
しっかりと考えて自分の答えを出したA。
"どうしたいか"が分かって本当に良かった。
心からそう思っている…はずなのに。
少しだけモヤモヤしてしまう俺はカッコ悪いな。
渡「あれ、涼太?」
そんな時、聞き覚えがありすぎる声が聞こえた。
振り向くと仕事終わりっぽい翔太の姿。
渡「こんな時間に何してんの」
宮「ちょっとね。翔太こそこんな時間まで仕事?」
渡「ん。新人の練習に付き合ってたから」
「あー腹減ったー」という彼と肩を並べて歩く。
渡「で?何してたの」
宮「そんな気になる?」
渡「だって駅前にいるの珍しいじゃん」
宮「Aとデート」
渡「はあ!?聞いてねえぞ」
隣で拗ねたようにブツブツ言ってる翔太。
拗ねたいのはこっちなんですけど。
そんな気持ちを込めて軽くパンチしてやった。
渡「え、なに」
宮「さあ?」
渡「涼太に遅すぎる反抗期が来た」
宮「反抗期というか…辰哉が言ってたでしょ。好きな人の前では紳士なだけじゃないって」
渡「あー……ん?それって俺の事…」
そんな彼の言葉に静かに頷けば、嬉しそうな顔をする。
渡「そっかそっか。ま、俺も好きだけど?」
宮「…俺はそこまで言ってないよ」
渡「なんか今日の涼太いじわるじゃね?!」
いい年した男2人、夜道でひたすら笑いあう。
そんな関係も悪くないよね。
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【作者より】
実は、ゆり組推しな作者(要らぬ情報)
ゆりGotcha!最高すぎて何回も見てます(o^ ^o)
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あんこ(プロフ) - 理科さん» こちらこそ本当にありがとうございました!面白いと言っていただけて良かったです。慣れない執筆でしたが、読んでくださる方々のおかげで書き切る事が出来ました(*^^*)ぜひまた読み返してあげてください♡♡ (2月23日 10時) (レス) id: e42437901a (このIDを非表示/違反報告)
理科(プロフ) - 私の毎日の楽しみが終わってしまったけど、ほんと面白かったです!ありがとうございます♡そして、お疲れ様でした!仕事の休憩中にニヤニヤしながら読んだリしてました☺︎︎また全部通して読んで幸せ気分になりたいと思います♡ (2月22日 22時) (レス) id: aa7fd4008a (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 理科さん» もしかして、書き始めた頃にもコメントいただきましたか!?そこから読んでいただけてるの嬉しすぎます(>_<)新作も読んでいただきありがとうございます★緑さんもめちゃくちゃ良かったですよね…リアル感もあって!笑顔が眩しい…。私も旦那に呆れられてます(笑) (2月18日 8時) (レス) id: e42437901a (このIDを非表示/違反報告)
理科(プロフ) - すっごい面白いです!もうすぐ終わっちゃうの、寂しいなぁ。新作も楽しんでます♡余談ですが、私は💚ちゃん推しなので、ドライブしたいです。💚好きすぎて、息子に呆れられてます。 (2月17日 22時) (レス) @page48 id: aa7fd4008a (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - SnowManLOVEさん» はじめまして。コメントありがとうございます!スノさんは全員が魅力的ですよね(^^)★続きが見たいと言っていただけて嬉しいです。更新頑張ります! (2月1日 13時) (レス) id: 3da351ad37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんこ | 作成日時:2023年12月26日 21時