1 ページ1
・
"目黒さんって本当にカッコイイよね!"
"わかる!でも彼女とラブラブなんでしょ?"
"うわ〜彼女羨ましい〜"
化粧室に行こうとすると中から聞こえてくる会話。
内容的に恐らく新入社員だろう。
『…後にしよ』
同期の目黒蓮くんはとにかくモテる。
見た目も中身も完璧で、男女問わず人気者。
かくいう私も入社式で惚れてしまった1人なのだけど。
深「あ、おはよ〜岩本さん」
『おはようございます。深澤さん』
席に戻ると先輩の深澤さんが出社してきていた。
私の指導係としてもう4年ほどお世話になっている。
深「昨日ね、照とご飯行ってきたよ」
そういえば…そんなメッセージが来てたかも。
深「Aの返信が遅いって嘆いてた」
『頻繁に連絡が来るもので…』
深「ふはっ。照らしい〜」
この照というのは私の兄で深澤さんの親友。
意地悪な言い方をするならば"シスコン"だ。
深「可愛い妹の一人暮らしが心配なのよ」
『でも、もう4年目ですよ?』
ちなみに、目黒くんに負けず劣らず深澤さんもかなりの人気者。私と話してる間にも、何人もの人と挨拶を交わしている。それに合わせて私も挨拶を返していた。
佐「おっはよー!ふっか!岩本さんも!」
深「おはよ佐久間」
『おはようございます』
そんな中、ひときわ元気に挨拶をしてくれたのは深澤さんの同期の佐久間さん。凄腕SEで深澤さんのゲーム仲間でもあるらしい。
2人がゲームの話で盛り上がり始めたので、もう一度化粧室に行ってみることにした。
廊下に出ると、向こうから歩いてくる2人組。
あのスタイルの良さは遠くからでもわかる。
向「あっA!おはよーさん!」
『おはよ、向井くん』
彼は同期の向井くん。関西出身。
大学時代からの知り合いなのでとても話しやすい。
そしてその隣にいるのが…
目「おはよう岩本さん」
『お、おはよう…』
私が一目惚れしてしまった目黒くんだ。
今日も眩しすぎて目を見ることすら出来ない。
部署も違う私達は、こうして挨拶を交わす程度の間柄。
それは出会って4年経った今でも変わらない
__________ 会社の中では。
すれ違いざまに肩がぶつかり見上げると、目黒くんが口パクで"スマホ"と言った。
慌ててスマホを確認すると1件のメッセージ。
目黒今日、家行っていい?
彼には彼女がいて、だめに決まってるのに。
何でこんな事になったんだっけ…?
・
1443人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あんこ(プロフ) - 愛結さん» コメントありがとうございます(o^^o)叫びそうにまでなっていただけたとは!最高の褒め言葉です。私が書くとどうしても阿部様になってしまいがちです…そんな彼が素敵なので。引き続きよろしくお願いします★ (4月25日 20時) (レス) id: e8d67e08c2 (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - 阿部様書いてくださってありがとうございます。仕事休憩中に叫びそうになりました. (4月25日 13時) (レス) @page32 id: 6e8b454d13 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - みぃ〜さん» 初めまして。コメントありがとうございます★同士の方いらっしゃって嬉しすぎます(*^_^*)もう少し出せたらと思ってますので楽しみにしていてください♪引き続きよろしくお願いします! (3月21日 8時) (レス) @page37 id: 69aa8b4767 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ〜(プロフ) - 初めまして。橙さんの相棒はあの人しかいないですね!私、同士です!この作品に出てきたことがなんか嬉しかったです☆色々とお忙しいと思いますが、マイペースに更新頑張ってください!楽しみにしてます♡ (3月21日 0時) (レス) @page37 id: db78e452a1 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます★私の趣味全開の小説にそう言っていただけると励みになります(o^^o)しかも私の心配までありがとうございます…!無理せず頑張ります!今後ともよろしくお願いします♡ (3月16日 8時) (レス) id: 69aa8b4767 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あんこ | 作成日時:2024年2月11日 21時