深澤先輩に監視されてます

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照おはよ!今日は来る?
A気分




ジムを再開してからというもの、ほぼ毎日こんなやり取りをしている。



そんな頻繁には行けないよ。




ラ「おはよーございます！岩本さん」


『村上くん。おはよう』




バス停に向かっていると、近所に住んでいる(らしい)村上くんが後ろから駆け寄ってきた。




『早起き大丈夫だった？』


ラ「ギリギリです。おかげで寝ぐせが」




彼の髪にはピョンと跳ねた寝ぐせ。



なんか、ちょっと可愛いかも。




ラ「楽しみだな〜社員旅行！」


『楽しいよ。考える側は大変って聞くけど』


ラ「去年はどこ行ったんですか？」




過去の社員旅行の話をしつつ、バスで会社へ向かった。




深「お、きたきた」


佐「おっはよーん」




なんと私たちの事を入口で待っていてくれた2人。



4人でエレベーターに乗り込んだ。




佐「なーんで選ばれちゃったかな。朝ちょー弱いのに」




見るからに眠そうな佐久間さん。



そんな彼を、深澤さんは優しく励ましていた。




深「お、俺ら優秀じゃない？」


阿「おはようございます」




会議室に入ると、まだ営業部の阿部さんしかいない。



向井くんたちの先輩でかなりの秀才だと聞いている。




阿「総務部の方たちはそちらに座ってください」




部署ごとに席が決められており、言われた通りに座った。



6人でグループになっているみたい。



佐久間さんの所属するシステム部は隣のグループだ。




佐「俺だけ仲間はずれ」


阿「システム部は経理部とグループになってます」


深「俺らは？」


阿「営業部とです。よろしくお願いしますね」




…そんな気がしてた。



あの日以来、1度も連絡は来ていない。



私たちはただの同期に戻ったんだ。



だから、大丈夫。




深「ね、まさか営業部の追加メンバーって…」


『お察しの通りかと。でも、平気です』


深「そっか」




少しずつ人が集まってくる。



扉が開く度にドキッとしてしまう挙動不審な私。




向「おはようございまーす！」


目「阿部さん、おはようございます」




ついに来てしまった。



普通に、普通に。




ラ「村上です！よろしくお願いします！」


向「おっ、元気ええなあ」




早速グループワークが始まり、まずは自己紹介。




目「目黒です。康二と…Aちゃんとは同期で」




…え。



会社でいきなり名前呼びなんて。



あなたは何を考えてるの…？




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