22 目黒side ページ22
・
目黒side
莉「別れたいって……嘘だよね?」
目「…ごめん」
莉「まさか、まだあの女に」
目「彼女は関係ないよ」
そう。これは俺の問題。
_____俺も、変わりたいと思ったから。
・
同期の岩本さん。
至って普通の女の子。
康二とは楽しそうに話すのに俺とは目も合わせない。
分かりやすく俺の事が好きだなというのが第一印象。
……あの頃、相手は誰でもよかった。
俺のストレスを発散させてくれるなら誰でも。
ストレスの原因は分かっている__
・
彼女は大学時代の先輩で、俺の一目惚れだった。
誰もが憧れる女神のような女性。
そんな彼女に近づきたかった俺は努力した。
それまで無頓着だった髪型や服装も研究した。
同じサークルに入って、アピールして、連絡先を手に入れた時はものすごく嬉しくて。
_でも。
莉「ごめん…そういう風には見れない」
俺の恋心は呆気なく散った。
その悲しみ全てを就活に注ぎ、俺は今の会社に就職。
誰もが名前を聞いたことのある大手企業の営業として奮闘する毎日。
大学時代の研究の成果なのか職場ではかなりモテた。
しかし、恋人を作る気にはならなかった。
_就職して半年ほど経った時、まさかの出来事が起きる。
向「お願い!一緒に来てくれへん?」
同期の向井から合コンに参加してほしいと頼まれた。
ただの数合わせだと言われても非常にめんどくさい。
目「嫌だ。てか、向井には岩本さんがいるじゃん」
向「えっ!A?!な、な、なんで」
目「好きなのバレバレだから」
同じ大学出身の2人。
本人は隠してるつもりだろうが、彼の好意は分かりやすすぎる。
頑張って就職先も合わせたんだろうな。
向「ぶっちゃけ俺も行きたないけど、田中さんが」
ああ、そういうこと。
田中さんは俺たちの先輩で、女癖が悪いと評判だ。
仕事より女、同期の阿部さんとは正反対な人。
断りづらい後輩を合コンに無理やり連れていくとは…
目「…わかった。いいよ」
向「ほんま!?ありがと〜目黒おってくれたら心強い」
向井だけに押し付けるのも気が引けたし。
ちょっと参加してサッと帰ればいいよね。
なんて考えていたのに、そんな訳にもいかなかった。
★
【作者より】
ここにきて黒さんの過去?です。
もうしばらくお付き合いくださいませ(^^)
・
1442人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あんこ(プロフ) - 愛結さん» コメントありがとうございます(o^^o)叫びそうにまでなっていただけたとは!最高の褒め言葉です。私が書くとどうしても阿部様になってしまいがちです…そんな彼が素敵なので。引き続きよろしくお願いします★ (4月25日 20時) (レス) id: e8d67e08c2 (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - 阿部様書いてくださってありがとうございます。仕事休憩中に叫びそうになりました. (4月25日 13時) (レス) @page32 id: 6e8b454d13 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - みぃ〜さん» 初めまして。コメントありがとうございます★同士の方いらっしゃって嬉しすぎます(*^_^*)もう少し出せたらと思ってますので楽しみにしていてください♪引き続きよろしくお願いします! (3月21日 8時) (レス) @page37 id: 69aa8b4767 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ〜(プロフ) - 初めまして。橙さんの相棒はあの人しかいないですね!私、同士です!この作品に出てきたことがなんか嬉しかったです☆色々とお忙しいと思いますが、マイペースに更新頑張ってください!楽しみにしてます♡ (3月21日 0時) (レス) @page37 id: db78e452a1 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます★私の趣味全開の小説にそう言っていただけると励みになります(o^^o)しかも私の心配までありがとうございます…!無理せず頑張ります!今後ともよろしくお願いします♡ (3月16日 8時) (レス) id: 69aa8b4767 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あんこ | 作成日時:2024年2月11日 21時