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佐「おっはよー岩本さん」
『おはようございます』
佐「あれ、何か今日違うね?」
"どうしても会いたくて。だめ?"
そんな風に言われて断れるわけもなく。
外で会うという約束で了承した。
佐「もしやデート__ハッ、これってセクハラ?ふっかには内緒、」
深「俺がなあにー?」
そう言って、エレベーターを待つ私たちの間に割り込んだ深澤さん。
深「おはよ」
『おはようございます。珍しく早いですね』
深「俺もたまには…あれ、いつもと違う?」
2人から同じことを聞かれるなんて。
そんなつもりはなかったが、無意識におめかししてしまったのかな。
だって、ねえ…
深「何かあるの?」
『……ナイです?』
深「こっちが聞いてるんですけど?」
佐「ふっかーそれ以上はやめときなよー」
腑に落ちない様子の彼を、佐久間さんがエレベーターに押し込んだはいいが問題はここから。
システム部より総務部の方が上にある為、必然的にこうなってしまうのだ。
佐「じゃーまた昼休みに」
深「おー」
残るは私たちだけ。
無言の圧、やめてもらっていいですか?
数階分がやけに長く感じた。
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目黒お店まで一緒に行こーね
一緒に……って会社から!?
やましい事があるわけではないけれど悩む。
スマホと睨めっこをしていると隣から感じる視線。
そちらに顔を向ければ、ばっちり目が合ってしまった。
『あのー……』
深「もう聞かない。聞かないけど、心配はさせて」
頬杖をつきながら困ったように微笑む。
佐「ふっかー食堂いこー」
深「はーい。じゃ、お昼いってきます」
『…行ってらっしゃい』
なんだろう、この安心感。
___深澤さんには敵わないなあ。
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結局、会社から少し離れた場所で待ち合わせてから行くことに。
まだ時間あるし、もう1回だけ鏡を見ておこう。
化粧室の中には先客がいた。
『お疲れ様です』
神「お疲れ」
神楽さんはいつ見ても完璧。
バッチリメイクにオシャレな服装、バッグは必ずハイブランドの物を服装に合わせて持ってきている。
それに比べ私は…
「お先」と出ていった彼女とタイミングをずらして廊下に出ると聞こえてくる声。
神「あ、目黒くーん♡今夜よかったら」
目「予定があるので」
神「ふーん……相手、会社の人?」
目「好きな人、とだけ言っておきます」
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あんこ(プロフ) - 愛結さん» コメントありがとうございます(o^^o)叫びそうにまでなっていただけたとは!最高の褒め言葉です。私が書くとどうしても阿部様になってしまいがちです…そんな彼が素敵なので。引き続きよろしくお願いします★ (4月25日 20時) (レス) id: e8d67e08c2 (このIDを非表示/違反報告)
愛結(プロフ) - 阿部様書いてくださってありがとうございます。仕事休憩中に叫びそうになりました. (4月25日 13時) (レス) @page32 id: 6e8b454d13 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - みぃ〜さん» 初めまして。コメントありがとうございます★同士の方いらっしゃって嬉しすぎます(*^_^*)もう少し出せたらと思ってますので楽しみにしていてください♪引き続きよろしくお願いします! (3月21日 8時) (レス) @page37 id: 69aa8b4767 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ〜(プロフ) - 初めまして。橙さんの相棒はあの人しかいないですね!私、同士です!この作品に出てきたことがなんか嬉しかったです☆色々とお忙しいと思いますが、マイペースに更新頑張ってください!楽しみにしてます♡ (3月21日 0時) (レス) @page37 id: db78e452a1 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます★私の趣味全開の小説にそう言っていただけると励みになります(o^^o)しかも私の心配までありがとうございます…!無理せず頑張ります!今後ともよろしくお願いします♡ (3月16日 8時) (レス) id: 69aa8b4767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんこ | 作成日時:2024年2月11日 21時